『ミッドサマー』『ヘレディタリー/継承』のアリ・アスター監督作品、『ボーはおそれている』を観たので感想メモです。
予告編
感想
わたくし過去にヘレディタリーを観て「うわ何これ怖えええええ」って震え上がった一方で、ミッドサマーは世間の評価ほどハマらなかった勢なんだけども、今回のボーはかなり好みの映画でした。今回はホラーというよりコメディだった。
ホアキン・フェニックス演じる主人公のボーがひたすら不運に見舞われ続けるんだけど、その不運の内容が突き抜け過ぎてて同情や悲しみよりも笑いが込み上げてくる! 心配性なのに、その心配が全然リスク回避になってないのがかなちい。
観てない人には何言ってるのか理解できないと思うけど、お風呂の天井に貼り付いてた知らない男と毒グモに遭遇してわけもわからず全裸で湯船のなかで2人(と1匹)揉み合いになるシーンとかもう面白すぎてダメだった。
普通の人には想像もつかないようなとんでもない不幸に見舞われ続けるホアキンおじさんの困り顔が、だんだんと可愛く見えてくる不思議。かわいそかわいくて目が離せない。あれ、これって「ちいかわ」じゃね……? って思って検索したらやっぱり他にも同じことを考えてる人がいてエア握手した。
物議を醸してた屋根裏のシーン、あそこだけは笑えなかったな〜。あれって母親からの抑圧で置いてきた自分の一部だよね……きちい……育児に見返りを求めちゃダメ、絶対!
なんか最近、『オンリー・ゴッド』とか『フランケンシュタイン』とか毒親育ちの主人公の作品ばかり引き当てている感じがするな。
『オオカミの家』のレオン&コシーニャ監督のアニメパートもよかった。オオカミの家の感想はこちら↓

