『ブリーダー』を観たよ【映画感想】

勝手にレフン監督特集5本目は、1999年公開とわりと懐かしめの作品です。若かりし頃のマッツ・ミケルセンも出てるよー!

予告編

感想

「ブリーダー」といっても、あの犬や猫とかを繁殖させる人たちのことじゃないよ。それはBreederで、こっちのブリーダー(Bleeder)は、英語で「嫌なヤツ」とかそういう意味になるらしいです。

最近のレフン映画に目立つゴリゴリの色彩美はないけれど、私はこの映画好き!! 最初から登場人物それぞれのイメージ曲流れるのがまずお洒落だし、どんより暗い内容も好み。ヒロインのレアを演じてるのはなんとレフン監督の妻です。監督だけじゃなくて女優さんもやられてたのね~。

友達4人で毎週集まって映画を観る、みたいなゆるい関係いいな。まあ、あることをきっかけにこじれちゃうんですが……。終盤かなりエグい暴力描写が出てくるんだけど、それがちゃんとタイトルに関連してて痺れた。変態映画だなあなんて思ってたら最後「母に捧ぐ」って出てきてイスから転げ落ちちゃった。オープンな親子関係だ。

ところでマッツ演じるビデオショップの店員、レフン監督自身を投影してる気がしてならないのは私だけ? マッドマックス大好きなんだ。あなたデススト2でジョージ・ミラーと共演してるよ!!とか、勝手に若かりし頃の監督に話しかけたくなっちゃった。迷惑おばさん登場~🎶 

なお、レオとルイーズはリアル夫婦らしいです。本当は仲良しさんなのね。映画の中のふたりは幸せとは言えなかったけど、ちゃんとフィクションしてて安心した!

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