レフン監督特集4本目。デススト2でトゥモロウを演じていたエル・ファニング主演のオサレ映画です。
予告編
感想
エルたそ演じる田舎の美少女・ジェシーが都会に出てきてトップモデルを目指す話……とあらすじだけ聞くと超ありきたりだけど、さすがはレフン監督! ただのサクセスストーリーには着地せず、抜群の映像美で気持ち悪~い人間たちの内面を描ききってます。このラストはちょっと予想できなかった。
わたしはトゥモロウ補正もあるから余計になんだけど、とにかくジェシーが美しいのでそれだけでも観る価値ある! あと女の武器が通じない相手(ちんぴらキアヌ)への恐怖感とかもめちゃくちゃリアル。レフン監督の女心の解像度すっごい。
ただ、ジェシーとライバルのモデルたちの系統がかけ離れ過ぎていて、この人たち本当に仕事の奪い合いになるかなーなんて疑問に思ったりもしたな。みんな綺麗で可愛いんだからケンカしてないで別の場所で咲けよ!!
エンドロールで「リヴ(レフンの妻)に愛をこめて」と書いてあったのは、以前観たドキュメンタリーで「愛を見せてくれよ」「あなたこそ愛を見せないじゃない!」ってやりとりしてた夫婦喧嘩へのアンサーかな。ほっこり。いいものを見た。
ネタバレ感想
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ジェシーが食われたあと、食ったモデルがカメラマンに「会ったことあったっけ?」的なことを聞かれるシーン、ぞわっとしたな。これジェシーの意識が別人の身体で生き続けてるって解釈もできないかな。ジェシーって図々しいところあったし、転んでもタダで起きないんじゃないかなーと。これは私の勝手な想像だけど!

